▼補聴器を見直してみませんか??
加齢によって聴こえにくさを感じている方は多くいらっしゃると
思いますが、その解決策として代表的なものに補聴器があります。高齢化社会となり、年々補聴器を必要とする方は増えており、現在誰でも簡単に購入することができる現状にあります。
しかし、購入したものの「ちゃんと聴こえない」や「雑音が響く」などのトラブルも多く聞かれます。補聴器は適合検査(フィッテイング)をして、自分に合ったものを使用しないとかえって不快なものに
なります。
そのため、耳鼻科を受診し補聴器が必要かどうかを含め、
適正な補聴器の選択と調整が最も重要となります。
【難聴の程度】
軽度難聴
26〜40dB |
中等度難聴
40〜70dB |
高度難聴
70〜90dB |
ささやき声が
聞きにくい |
普通の会話が
聞きにくい |
大きな声でも
聞きにくい |
以前は高度難聴といわれる1日中補聴器が必要と判断された人が適応とされていましたが、最近は必要に応じて使用する程度でよい中等度難聴の方も適応とされてきています。
選択的に使用することで、ライフスタイルの向上を図ることができると考えます。
【当院での補聴器検討・購入の流れ】
- 医師の診察
- 聴力検査(聴こえの程度を測るの検査)
- 語音明瞭度検査(言葉の聞き取り検査)
↓
@ 補聴器適応となり、ご自身ご家族の要望があれば
専門員紹介
- 専門員によるフィッテイング(使用目的・使用環境をうかがいながら補聴器を選択し、聴こえに合わせた調整を行います)
↓
A 1週間程お試しで使用してみる
↓
B 購入後も微調整や点検などのアフターケア
- 装用効果検査(補聴器によってどのくらい聴こえるようになったかを測定する検査)
※補聴器購入後も定期的に診察・検査を行い、使用中の補 聴器が自身に合っているかどうか確認していくことが大切 です。
人は無意識のうちに耳から多くの情報を得ています。
聴こえの衰えが進み刺激が減ることで、脳の働きが鈍り消極的な生活になる場合もあります。
正しく補聴器を使用することで聴こえを大きく改善することができ、さらに脳が活性化され、認知症やうつの予防だけでなく耳鳴の改善にも効果があると言われています。
現在補聴器は機能・デザインともに日々進化し、使いやすく、
快適で、目立たなくなっています。補聴器のイメージも変わりつつあり、単に聴こえをサポートするだけでなく毎日の生活をより豊かにするための手段としても活躍の場を広げています。
「最近聴こえにくい」「聴き返しが増えた」等、ご自身やご家族が難聴ではないかと不安を抱えていたり、聴こえの不自由さに我慢しつづけている方も少なくはないと思います。
そのような時はまず耳鼻科を受診し、相談してみてはいかがでしょうか?