R3年 4月ナースだより
こんにちは。暖かい日もだいぶ増え春らしい季節になってきました。この陽気に誘われてお出かけしたい気持ちにもなりますが、県内では新型コロナウイルスの感染増加が著しくまだまだ予断を許さない状況です。
当院では感染対策として入口での体温測定、マスクの着用、アルコールでの手指消毒を徹底しております。また3密を避ける為、順次席を移動して頂く事もあります。
現在、患者様にもご協力頂きWebで問診内容を入力して頂くことで短時間で診察にご案内する事が可能となりました。
今後も院内での滞在時間を出来るだけ短時間で済むように心がけてまいりますが、「疾患について再度説明してほしい」「今の状況をもう一度確認したい」等の希望がありましたら遠慮なさらずお声かけ下さい。
R3年 3月ナースだより
こんにちは。だいぶ春らしい季節になってきましたね。内地では花粉症のシーズンに入り辛い毎日を過ごされている方も多いようです。その点、県内では花粉症で悩まれる方は少なく、
そういった意味では沖縄県は暮らしやすい地域と言えるかもしれません。しかし、鼻炎の原因は花粉だけではありません。
通年性の鼻炎症状の場合、ダニやほこりが原因である事が多い為、対策も容易ではないように思います。
これまで通年性鼻炎の治療は、症状を緩和すると言った対症療法に近いものでした。しかし、このナースだよりでも何度かご紹介しておりますが、数年前よりダニにアレルギーがある方に対して、根治療法に近い【ダニ舌下免疫療法】という新しい治療が開始されました。治療を開始するまでにはいくつかの段階を踏んで頂く事にはなりますが、現在治療されている患者様の多くはその効果を実感されておりますので、興味のある方はぜひスタッフまでお声かけ下さい。
また、詳しい内容につきましてはホームページ上
<鼻炎とさよなら>の項目に載せておりますので、
ご参照下さい。
R3年 2月ナースだより
こんにちは。新型コロナウイルス感染症が沖縄県で最初に
確認されてから、1年が経ちました。まさかこんなに長引くとは、昨年の今頃は思いもしませんでしたよね。そんな中、日頃から手洗い・うがいなど感染対策についていろんな事を学び、実践されているかと思います。当院にいらっしゃる小さなお子様も、院内に入る際には上手にアルコール消毒してくれています。こういった日頃の対策が感染予防に繋がり、毎年この時期流行するインフルエンザの話もほとんど聞きません。
いかに手洗い・うがいが大切かを改めて実感した次第です。
新型コロナウイルス感染症は感染力も強い様なので気は抜けませんが地道に今出来る事を続け、ご自分の身を守りましょう!
また、寒いこの時期は風邪を引きやすくなります。特に乳幼児の場合、鼻風邪から中耳炎に移行する事もありますので、
症状が出たら早めに受診しましょう。
R3年 1月ナースだより
新年あけましておめでとうございます。
皆様、お正月はどのように過ごされましたか?例年とは違う新年を迎えた方もいらっしゃる事だと思います。
さて、当院で昨年から行っております新型コロナウイルス感染症対策ですが、以前にお伝えしている対策に加え、吸入方法の変更やキッズルームを待合室として活用する等、院長を中心に職員一丸となって知恵を絞りだし、患者様が少しでも
安心して受診して頂けるよう日々取り組んでおります。
また、いつ終息するのか分からないこの<敵>と闘う為、職員一同『心身共に健康』でいられるようしっかり体調管理していきたいと思っております!!
そして・・・。私達げんかナースも皆様に少しでも為になる情報をお届け出来るよう頑張ります!!
今年も患者様に様々なご理解・ご協力を頂く事がしばらく続くかと思います。
大変心苦しい気持ちではありますが、感染を予防する為の取り組みですので、何卒よろしくお願い申し上げます。
R2年 12月ナースだより
こんにちは。新しい年まで1ヵ月を切りました。皆さんにとって今年はどんな一年だったでしょうか?「コロナ・コロナ」の一年だった方も多い事でしょう。げんか耳鼻科にとっても、今年は「新型コロナウイルス一色」の年となりました。
スタッフ一丸となり感染防止に努め、更に患者様のご協力のお陰で、院内感染を招く事なく過ごす事ができております。
患者様に多くのご理解・ご協力を頂き、本当に感謝致します。
まだまだ予断の許さない状況にありますが、気持ちだけは前向きに明るく過ごしたいですね。「病は気から」ということわざもあります。たくさん笑って、おいしいもの食べて、<免疫アップ>しましょう!!
そして、来年こそは楽しい事がいっぱい出来る年になっていますように…。
今年1年、ナースだよりをお頂きありがとうございました。
来年も皆様に興味を持って頂けるおたよりを作っていけるよう精進致します。
良いお年をお迎えください。
R2年 11月ナースだより
こんにちは。今月のナースだよりは、<大人の中耳炎について>です。中耳炎と聞くと、「子供がなるもの」だと思っている方も多いと思います。
確かに、小さいお子さん(特に乳幼児)は中耳炎になりやすいと言われています。
その原因として、耳管(耳と鼻をつなぐ管)の発達の関係や、鼻かみが出来ない為鼻水のバイ菌が耳にまで影響しやすい等・・・が挙げられます。
(※乳幼児の鼻かみの大切さについては、これまでのナースだよりでも何度か取り上げておりますので、ぜひ参考になさって下さい)ですが、中耳炎は大人もなる病気なのです。
大人の方がなぜ中耳炎になるのか?それは、お子様と同様風邪を引いてしまう事が原因の一つにあります。また、風邪を引いた状態で飛行機に乗ると、耳管の働きが不十分である事から耳抜きが上手くできず、中耳炎を招く事があります。
さらに、耳管は鼻の奥にある「上咽頭」という部分と繋がっていますが、その「上咽頭」に腫瘍がある場合、耳管の働きが不十分となり中耳炎を引き起こす事があります。大人の方で頻回に中耳炎を繰り返している方は、「上咽頭腫瘍」にも注意が
必要です。
<たかが中耳炎、されど中耳炎>
いずれにしても健康である事が一番です。
耳・鼻・喉に何等かの異変を感じたら、
お早目の受診をお勧めします。
R2年 10月ナースだより
こんにちは。今月のナースだよりは「感染予防」についてです。
今年は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、感染予防に対しての意識がかなり高まりましたよね。その結果、インフルエンザにかかる方が例年よりも減ったとの報告もあります。また、報道等で手洗い・うがい・換気の徹底などを行うよう頻回に注意喚起もされています。
そして、これからの時期は再びインフルエンザにも気を付けなくてはなりません。また、新型コロナウイルス感染症やインフエンザだけでなく、一般的な風邪もウイルスが原因です。常日頃から感染予防を心がけ、健康に過ごす事を目指しましょう。
当院では感染予防対策の一つとして、5種類のブレンドアロマを診察室内で焚いています。ぜひご家庭でもお試しください。
【当院で使用しているアロマオイルとその効能】
@フランキンセンス…抗菌作用・呼吸器のケア
Aラベンサラ…殺菌・抗ウイルス・免疫力強化
Bラベンダー…抗炎症・消毒殺菌・抗ウイルス・免疫力強化
Cティートゥリー…殺菌・抗菌・免疫力効果
Dベルガモット…不安感やうつ気分を和らげる
※また、今年はWHOや厚生労働省からインフルエンザワクチンの積極的な
接種の呼びかけがあります。それに伴い、当院でも中学生以上の方を対象にインフルエンザワクチンの接種を行います。ご希望の方はお電話でご予約頂くか、もしくは直接職員へお声かけ下さい。
尚、予定人数に達した時点で予約終了とさせて頂きますのでご了承下さい。
R2年 9月ナースだより
こんにちは。今月のナースだよりは、お知らせをさせて下さい!(^^)!
この度私達看護師2名が、FM21のラジオ番組<ゆんたく健康トーク>に出演させて頂く事になりました。2回目の出演となる為、前回よりもスムーズにお話出来たら・・・と意気込んでおりますが、マイクを前に緊張してしまう可能性も高い為、皆様暖かい<耳>でお聴き頂けたらと思います。
どうぞ、よろしくお願い致します。
ラジオ番組:「ゆんたく健康トーク」
放送日程:令和2年9月28日(月)20時〜予定
テーマ:「ダニ舌下免疫療法について」
@ダニ舌下免疫療法とは
A当院での治療効果実績
B治療を始めるにあたり大切な事
※ダニ舌下免疫療法の詳しい内容につきましては、ホームページの「鼻炎とさよなら」にも載せております。興味のある方はぜひご覧ください。
R2年 8月ナースだより
こんにちは。現在県内では、新型コロナウイルス感染症の拡大が見られており、不安な日々を過ごされている方も多いかと思います。
当院でも院内の感染予防として、設備等の頻回なアルコール消毒・職員に対し就業前の体温測定・手洗い・消毒の励行・マスク着用や、患者様と接する際にはフェイスシールドを使用するといった対策を行っております。
また、患者様に対しましても、入口での検温やアルコール消毒といったご協力を頂いております。さらに、状態に応じてはお車での待機などもお願いしており、患者様のご理解・ご協力に改めて感謝申し上げます。
1日も早い終息を願いつつ、私達職員一同も医療従事者の1人として、自分達に出来る事を模索しながら診療業務に努めて参ります。
<新型コロナに負けない!!>を合言葉に、
この危機を乗り越えましょう。
R2年 7月ナースだより
こんにちは。プールの季節ですね。プールに入る事を楽しみにしているお子さんも多いと思います。しかし、プールの塩素が鼻にとって良くない事をご存じですか??
鼻症状のない場合は問題ありません。ですが、鼻水(特に青バナや粘っこい鼻水)が出ている場合、プールの塩素によってさらに鼻症状が悪化してしまう可能性があります。
当院では蓄膿のある患者様に対して、「蓄膿が治るまでプールには入らないようにしましょう」とお伝えしています。
蓄膿がない場合も、青バナや粘っこい鼻水が出ている間はプールを控えるようお願いしています。
鼻症状が出始めたら早めに受診して頂き、
適切な治療を受けましょう。
お子さんにとっての楽しみを奪わずに済むかもしれません。
早め早めの対応が完治への一番の近道です。
R2年 6月ナースだより
こんにちは。梅雨の時期に入り毎日ジメジメとしていますね。しかし、梅雨が明ければ夏が待っています。今年はコロナウイルスの影響もあり、いつもとは違う夏の過ごし方をする方もいるかもしれませんが、飛行機に乗る予定のある方は、事前に
一度耳鼻科の受診をお勧めします。
例年、この時期のナースだよりで搭乗予定のある方へ受診のご案内をさせて頂いておりますので、既にご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、耳・鼻の調子が悪いまま飛行機に乗ると、気圧の影響を受け耳の症状が悪化したり、鼻の調子が悪い方の場合、中耳炎を合併する可能性があります。
では、どのタイミングでの受診がベストなのでしょうか?
当院でお勧めしている受診のタイミングは、搭乗予定の1週間前です。それより後になりますと、必要な治療が行えない可能性があります。また、あまり早すぎても直前で症状が悪化してしまっては元も子もありません。
ベストなタイミングで受診して頂き、安心して飛行機に乗れる状態にしましょう。
R2年 5月ナースだより
こんにちは。新年度から1ヶ月が経過しました。新しい環境にも慣れてきた頃でしょうか。その分、疲れを感じ始めている方もいるかもしれませんね。
気付かないうちに色々なストレスが溜まり、身体に不調をきたしてはいませんか?そんな、<ストレスが誘因>で起こるとも言われている耳鼻科的な疾患の一つに、「急性感音性難聴」があります。
耳の一番奥の部分を【内耳】と言います。内耳には聴こえを脳に伝える神経があります。急性感音性難聴は、この内耳の働きが弱まる事によって起こる疾患です。
明らかな原因は不明といわれていますが、ストレスが関係する事もあるそうです。
日々生活する中で、ストレスなく過ごすというのは、なかなか難しいと思います。しかし、「できるだけストレスを溜めないようにする」「ストレスに感じないよう意識する」事は、気持ちの持ちようによって出来る事だと思います。
コロナウイルスも騒がれており、毎日が何となく
憂鬱になりがちです。
しかし、そこで意識的に前向きになれるような
心がけをあえてしてみませんか??
※また、先月のナースだよりで鼻かみ教室の再開についてご案内致しましたが、
新型コロナウイルス感染症が落ち着くまで延期する事になりました。
再開時期が決定しましたら、ホームページにて再度ご案内させて頂きます。
ご了承下さい。
R2年 4月ナースだより
こんにちは。4月は新生活をスタートされる方も多い事で
しょう。保育園に入園予定のお子様をお持ちの親御さんの中には、いろいろとドキドキしている方もいるかと思います。
入園後まもなくは、様々な環境下の中で風邪を引いてしまい、受診されるお子様も少なくありません。
鼻水などの風邪症状が長引くと中耳炎に移行する事もある為、鼻のケアはとても重要です。
鼻かみができないうちは積極的に鼻水の吸引を行い、2歳半を過ぎた頃からは鼻かみの練習も始めましょう。
また、当院では毎月第二金曜日の10時30分より、【院内鼻かみ教室】を開催しておりましたが、昨年は人手不足も重なりお休みさせて頂きました。ですが、来月を目途に再開できるよう現在調整しております。
準備が整いましたら改めてホームページでご案内させて頂きますので、ご希望の方はもう少々お待ち下さい。
よろしくお願いいたします。
この4月で当院も開院30周年を迎えました。
スタッフ一同、より一丸となり患者様が安心して治療が
行えるよう努めてまいります。
今後ともよろしくお願い致します。
R2年 3月ナースだより
こんにちは。だいぶ春らしい季節になってきました。新しい生活に向け準備を始めている方も多い事でしょう。
そんな中、今とても心配なのが【新型コロナウイルス感染症】ですね。
全国的に広がりを見せており、沖縄でもいつ蔓延するか分かりません。
その為、日頃からの感染予防がとても大切です。
厚生労働省からも発表されていますように、日常生活で気を付ける事として、
1.手洗い・・・外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前
などにこまめに石けんやアルコール消毒液
などで手を洗いましょう。
2.咳エチケット・・・咳などの症状がある方は、咳やくしゃ
みを手で押さえると、その手で触った
ものにウイルスが付着し、ドア
ノブ等を介して他の方に病気をうつす
可能性がありますので、咳エチケット
を行ってください。
※厚生労働省HPより一部抜粋
詳しい内容については、厚生労働省のホームページをご覧ください
などがあげられます。
また、食事をしっかり摂る事や、規則正しい生活を心がける事によって、免疫が上がり、より感染を予防する事も期待できます。
こういった感染予防対策は、新型コロナウイルス感染症だけでなく、インフルエンザの予防にも繋がります。
院内でも感染予防対策として、アルコールの手指消毒や咳エチケット、37.5度以上の方は自家用車での待機等を患者様へお願いしています。
皆様のご理解・ご協力の程重ねてお願い申し上げます。
R2年 2月ナースだより
こんにちは。今月のナースだよりは、「ダニ舌下免疫療法」についてです。
過去のナースだよりで何度もご紹介させて頂いておりますが、これまで行っていた通年性鼻炎の治療と舌下免疫療法の大きな違いは、【根本的な治療に近い】という事です。通常処方されている鼻炎薬は主に、「症状に対して効果を期待するもの」
でした。原因となるアレルギーが除去される訳ではないので、症状がある以上薬を飲み続けなければなりません。特にダニ・ハウスダストの場合、そこらじゅうに散在していますので、
なかなか除去するのは難しいですよね。
その点、舌下免疫療法は【ダニアレルギーそのものに対して治療するもの】です。アレルギーの除去が期待でき、結果辛い
鼻炎症状も改善・消失するという事に繋がります。
これが【根本的な治療に近い】と言える理由です。しかし、
効果は万人にあるとは限りませんので、「100%治ります」とは言い切れません。また、最低でも3年間は1日1回薬を飲み続けなくてはならない為、継続的な通院が必須となります。
その他、治療を始めるまで段階を踏んで進めていきますので、受診してすぐ治療を始められる訳ではありませんが、かなりの効果を期待できると思います。
通年性に鼻炎の症状で悩まれている方は、一度検討されてみてはいかがでしょうか?
詳細は、左の「鼻炎とさよなら」に掲載しておりますので、
ご参照ください。
※尚、これまで当院では対象年齢を、10歳前後〜65歳までとさせて頂いて
おりましたが、成人〜65歳までに変更となりました。
ご了承ください。
R2年 1月ナースだより
新年あけましておめでとうございます。令和2年最初のナースだよりは、日頃看護師が患者様から頂くご質問をいくつか
ご紹介したいと思います。
当院は受診される方の7〜8割が小児の患者様です。そこで、
今回はその親御さんから受けるご質問を中心に掲載させて頂きます。
ナースだよりを読んでくださっている方のお子様に当てはまるご質問もあるかもしれません。ぜひ、参考にして頂けたら嬉しいです。
【Q1.鼻水は表に出て来ないが、良くなっているのでしょうか??】
A.特に気になる症状がなければ良くなっているかもしれません。しかし、痰がらみの咳はしていませんか?鼻水がノドに流れて、痰として咳を伴っている可能性があります。また、睡眠中によく咳をしているパターンも同じ事が考えられます。表に出てないだけでノドに落ちているのです。ご自宅だと、吸引も鼻の手前からしか吸えない為、なかなか奥の方の鼻水は取りにくいですよね。当院では、粘っこい鼻水や奥の方にある鼻水を取りやすくする為に、ご自宅で行える<重曹水を使用した鼻洗浄>をお勧めしています。重曹水には鼻水を軟らかくする作用があり、また除菌の効果も期待できます。
※3歳以上のお子様には鼻かみを勧めている為、基本的に重層水を使用する対象は2歳までとさせて頂いております。
【Q2.中耳炎・蓄膿で通院中だが、いつまで通えばいいのでしょうか??】
A. 耳の中はなかなか見る事が出来ないし、鼻の状態も鼻水や鼻づまりは良くなっているように見えてもレントゲンを撮らないと治っているかわからないし、肉眼で判断するのは難しいですよね。中耳炎(チュービングを除く)も蓄膿も、おおよそ1ヵ月程度の通院が必要と最初にお伝えしています。しかし、その途中で風邪を引いたりすると症状が悪化し、通院が長引く可能性があります。また、お薬を切らしてしまう事も悪化に繋がります。早期に完治させる為には、先生から出された指示をきちんと守り通院して頂く事が一番の近道です。また、ご自宅でもできるケアとしては、やはり鼻かみや鼻の吸引です。中耳炎も蓄膿も鼻水が多く関係しています。しっかり鼻のケアも
行いましょう。
中耳炎も蓄膿もきちんと治療をすれば治る病気です。長引く事で不安になる事もあるかと思いますが、頑張って治療を続けていきましょう。
【Q3.プールはいつになったら入ってもよいのか?】
これまでのナースだよりでも何度か、<耳鼻科の病気とプールとの関係>について触れておりますが、中耳炎や蓄膿で通院中のお子様には「プールは入らないように」とお伝えしています。また、蓄膿にはなっていなくても青鼻が出ていて抗生剤が処方された場合、鼻の調子が良くなるまでは「プールはお休みして下さい」とお願いしています。
なぜかと言いますと、プールの塩素が鼻の粘膜に良くない為、プールに入る事で鼻症状が悪化し、結果蓄膿や中耳炎の悪化に繋がる恐れがあるからです。
入水可能となる時期についてですが、蓄膿・中耳炎(内服治療・切開後)の場合は完治してからとなります。チュービングの場合は、耳・鼻の調子が良ければ耳栓をして入水可能となります。いずれも医師の診察が必須となりますので、継続的な通院をお願い致します。
他にも沢山のご質問を頂いておりますが、今回は特によくご質問を受ける3つに絞らせて頂きました。これ以外のご質問も、またの機会にナースだよりでご紹介出来たらと思います。
今年1年も皆様が安心して治療に臨めるよう、看護師も全力でサポートさせて頂きます。何か気になる事がありましたが、お気軽にお声掛け下さい(^▽^)/
R1年 12月ナースだより
こんにちは。今年最後のナースだよりは漢方薬についてです。
当院でも難治性の中耳炎や眩暈・耳鳴り等の症状に対し処方される事があります。漢方薬の特徴として独特な匂いや苦みがある為、特に小さいお子様の場合内服するのに一苦労されている親御さんも少なくないように思います。
ほんと、大変ですよね…( ;∀;)
そんな飲みにくい薬をあえて処方する理由はどうしてでしょうか??
色々な症状に対し処方される漢方薬ですが、今回は小児の難治性中耳炎に対して処方されている、【十全大補湯】についてお話したいと思います。
小児の場合、抵抗力や免疫が弱い為バイ菌が付きやすく、
その結果中耳炎が長引いたり、さらに悪化してしまう恐れがあるのです。この【十全大補湯】には、弱まった免疫をアップさせる作用があります。また、免疫アップの他にも食欲増進なども期待できる為、しっかりご飯を食べて体力を付け、バイ菌を寄せ付けにくくする身体作りも期待できます!!
漢方薬ですので即効性はありませんが、ある程度内服を続ける事で効果を発揮します。「良薬は口に苦し」ということわざの通り、十全大補湯は身体全体にとって、とても良い薬と言えるでしょう。
また、飲み方についてですが、漢方薬は濃い味のものと一緒に内服すると匂いや苦みが軽減できるそうです。当院では甘いシロップを一緒に処方しています。
その他、薬剤師から服薬指導を受ける事もお勧めしています。
きちんと薬を飲んで、一日でも早く中耳炎から卒業できるよう一緒に頑張っていきましょう!!
今年1年間、ナースだよりをお読みいただき
ありがとうございました。
今後もより良い情報が提供できるよう、
看護師一同精進致します。
来年も皆様にとって良い一年でありますように★★★
よいお年を・・・m(__)m
R1年 11月ナースだより
こんにちは。朝晩冷える日も増え、冬のシーズンに向け準備を始めている方もいらっしゃるのではないでしょうか??
今月のナースだよりは、その冬場に流行しやすい「溶連菌感染症」についてです。溶連菌という細菌がノドに感染して起こる病気で、主な感染経路は「つばの飛沫」や「濃厚接触」などです。その為、学校や兄弟間で感染する可能性が高くなります。1年を通して発症しますが、最も流行する時期は11月〜3月と言われています。症状としては、【ノドの痛みや腫れ】・【発熱】・【イチゴ舌…舌がイチゴの様になる】・【猩紅熱…全身に赤く細かい発疹が出る】などがありますが、全てが症状として出る訳ではありません。
溶連菌感染症と診断された場合、抗生剤内服による治療が開始となります。また、溶連菌がノドに残ってしまった場合、稀に腎炎などを起こす事がある為、薬の飲み忘れや途中で服用を中断しないよう、医師の指示通り最後まで内服する事がとても大切です。
登園(校)については、抗生剤内服後1日以上経過し症状が
治まっていれば可能です。
※きちんと治療を行えば決して怖い病気ではありません。
正しく薬を服用し、体調を整えましょう。
また、ノドが痛くなるケースが多いので、ノド越しの良い
食べ物を選びましょう。
R1年 10月ナースだより
今月のナースだよりは、「インフルエンザ」についてです。
今年は県内の一部で、夏前にインフルエンザが流行りました。そして、9月に入り再びインフルエンザが流行し、学級閉鎖を余儀なくされた学校もあるようです。冬に流行するイメージがあるインフルエンザですが、沖縄県は一年中かかりやすい地域のひとつと言われています。その理由として、<亜熱帯地域である>などが挙げられていますが、ハッキリとした事は解っていないようです。
いずれにしても、年中インフルエンザに罹ってしまう可能性があるというのは嬉しい事ではないですよね。
特にこれからのシーズンは、気温も下がり乾燥しやすくなるのでウイルスが蔓延しやすい時期になる為、より一層の予防対策が必要になります。
当院では予防対策の一環として、毎年この時期から翌年の3月頃までインフルエンザ予防を目的としたアロマを、院内4か所に設置しています。5種類のアロマオイルをブレンドしたもので、それぞれ効能があります。(以下の通りです)
香りも楽しめると思いますので、興味がある方はぜひご自宅で試してみてはいかがでしょうか?
【当院で使用しているアロマオイルとその効能】
@フランキンセンス…抗菌作用・呼吸器のケア
Aラベンサラ…殺菌・抗ウイルス・免疫力強化
Bラベンダー…抗炎症・消毒殺菌・抗ウイルス・免疫力強化
Cティートゥリー…殺菌・抗菌・免疫力効果
Dベルガモット…不安感やうつ気分を和らげる
アロマ以外にも、インフルエンザを予防する方法はいくつか
あります。手洗い・うがいは基本中の基本ですし、規則正しい生活を意識する事も免疫力を保つ為に必要です。また、適度に室内の加湿も心がけましょう。
※尚、当院ではインフルエンザのワクチン接種は
行っておりません。ご了承くださいm(__)m
R1年 9月ナースだより
こんにちは。今月のナースだよりは、【抗生剤】についてです。風邪などで病院を受診された際、抗生剤を処方される事があります。抗生剤の主な役割は「菌をやっつける」事です。当院でも、咽頭炎・扁桃炎などの喉の疾患、蓄膿などの鼻の疾患、そして中耳炎などの耳の疾患に対して抗生剤が処方されています。抗生剤を飲む事に抵抗を感じている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、抗生剤は医師の指示の下正しく服用する事で、症状の早期回復が期待できます。
また、「抗生剤は長く飲まない方がよい」と聞いた事はありませんか? それは何故でしょうか??
抗生剤を長期服用する事によって、【耐性菌】が出来てしまい抗生剤が逆に効かなくなってしまうのです。ただし、「耐性菌が心配だから…」との理由から、処方された薬を途中で止めてしまう事も耐性菌を作る原因になると言われています。そういった事からも、「医師の指示通り正しく服用する」というのがとても重要なのです。
正しく服用し、少しでも早く症状が改善するようにしたいですよね。また、症状出現時には早めに受診する事、服用中無理はしない事なども早期回復に繋がります。
まだまだ暑い日が続きます。体調に気を付けて
残暑を乗り切りましょう。
R1年 8月ナースだより
こんにちは。夏休み真っ只中ですね。毎日プールや海に行き、真っ黒に日焼けしているお子さんも多い事でしょう。
今月のナースだよりは、お子様の大好きな【プール】と【耳・鼻との関係】についてお話します。
中耳炎で通院中の方は何となく、「耳に水が入るからプールはダメなのかな?」とイメージつくかもしれません。
ですが、中耳炎だけでなく鼻水だけでもプールに入らない方が良いケースがあります。特に、粘っこい鼻水や青鼻が出ている場合、プールはお勧めできません。
なぜかと言いますと、プールの塩素が鼻の粘膜に刺激を与える為、鼻症状の悪化に繋がる恐れがあるのです。水鼻の段階ではまだプールをお休みする必要はありませんが、症状が2〜3日続く場合は一度受診し、医師の診察を受けましょう。早めに受診して頂くことで、プールを休まずに治療する事ができるかもしれません。副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)になってしまうと、
治るまでプールをお休みしなければなりません。炎症の程度にもよりますが、重症な場合1ヵ月以上通院が必要になる事も
あります。また、鼻症状の悪化は蓄膿だけでなく、中耳炎を
合併する事もあるのです。
(鼻水と中耳炎の関係については今年4月のナースだより、
<乳幼児の中耳炎について>をご参照くださいm(__)m)
楽しく夏休みを過ごす為にも、日頃の体調管理を
しっかり行いましょう!!
R1年 7月ナースだより
こんにちは。毎日暑い日が続いていますが、皆さん体調を
崩したりしていませんか?今月のナースだよりは【耳の役割】についてお話します。
耳は音を聴き取る為だけにあると思っていませんか?確かに
音を聴き取るという大事な役割を持っています。
しかし、それだけではないのです。
耳は、<身体のバランスを保つ>という役割も担っています。耳の一番奥の部分を「内耳」と呼びます。ここには三半規管
などがあり、身体のバランスを保つ為に必要な場所です。
この内耳の働きが弱まる事によって、バランスが保てなくなり、眩暈が起きたりします。
顔の一部である小さな耳が、実は身体全体のバランスを保っていたなんて、ちょっと驚きではないですか?!
私自身、これまで耳鼻科で働く機会がなかった事もあり、
お恥ずかしい話耳がこんなに大事な働きをしているなんて知りませんでした。(看護学校で勉強したハズだとは思うのですが・・・汗)
これをお読みになって下さった方々もぜひ、身体のパーツがそれぞれどんな働きや役割を持っているのか調べてみてはいかがでしょうか?
新たな発見が出来るかもしれませんよ!(^^)!
夏本番です。体力が奪われやすい季節ではありますが、
適度に水分摂取を心がけて、暑い時期を乗り越えましょう。
また、体調の変化を感じたら早めに受診して頂く事を
お勧めします。
R1年 6月ナースだより
こんにちは。梅雨のシーズンに入り、毎日ジメジメとしていますね。でも、梅雨が明ければ夏本番です。旅行の計画を立てたりして、「夏が早く来ないかなぁ」と楽しみにしている方も多いのではないでしょうか??
そこで!!特に飛行機での旅行を計画している方は、
旅行の前に一度耳鼻科を受診しましょう。
「なぜ、飛行機に乗るのに耳鼻科を受診した方が良いのか??」と疑問に思われる方もいらっしゃる事でしょう。
実は、耳と飛行機の関係はとても深いのです・・・。
飛行機に乗った際、耳の詰まる感じを経験された方も多くいるかと思います。そして、その際耳抜きをすると詰まりが取れ
ませんか??これは、【耳管】という場所が大きく関係して
いるのです。耳管は、耳と鼻の奥を繋いでいる管の事です。
通常は閉まっていますが、耳抜きをすると耳管が開き圧抜きの役割を果たしています。離着陸時は気圧の変化に伴い耳に圧がかかりますが、この耳管が圧抜きをしてくれるのです。
しかし、耳・鼻の調子が悪いと耳管の働きが弱くなり上手く
圧抜きが出来なくなる為、とても痛い思いをしたり、中耳炎の原因になる事もあります。せっかく楽しみにしていた旅行なのに、こういった症状が出てしまうと楽しみも半減してしまいますよね。。。
受診するタイミングは、遅くても旅行の1週間前を
お勧めします。
直前ですと治療に限りがあり、きちんとした治療が
行えない場合もあります。
体調も万全にして、楽しい思い出をたくさん作ってくださいね(^▽^)/
R1年 5月ナースだより
こんにちは。令和元年最初のナースだよりは、【難聴と補聴器】についてです。最近はテレビや健康雑誌などでも難聴について取り上げられるようになりましたが、補聴器については
まだまだマイナスなイメージを持たれている方も少なくない
ように思います。
「多少聴こえなくてもなんとか会話は出来ている」「テレビのボリュームを上げれば聴こえるから大丈夫」などと思ってはいませんか??
ご本人は大丈夫かもしれません。しかし、周囲にいる家族も
同じとは限りません。
話がちゃんと通じないから途中であきらめているだけかもしれませんし、「テレビのボリュームが大きいよ!!」と指摘された事はありませんか??
また、難聴を放置すると認知症を発症する可能性があると言われています。
認知症とは通称【ボケ】の事であり、聴こえが悪いままだと
ボケてしまう可能性があるのです。
補聴器は難聴を補う医療機器の一つです。以前と比べ性能も良くなり使い やすくなっています。ですが、医療機器の為きちんと医師の診察を受ける事が大切です。「難聴の原因は何か?」「本当に補聴器が必要かどうか・・・」等、診察や検査を行い、しっかりと段階を踏んで補聴器を使用していく事をお勧めします。
聴こえづらくても今は大丈夫と思っている方も、これから先の事、またご家族の為にも、一度難聴と向き合ってみませんか?
H31年 4月ナースだより
こんにちは。今月のナースだよりは、乳幼児の中耳炎に
ついてです。
乳幼児の場合、中耳炎の主な原因は「鼻水」です。鼻と耳は
【耳管】という管で繋がっています。鼻に入ったウイルスや
バイ菌が、この耳管を通じて鼓膜の内側にある中耳で炎症を
起こすので、中耳炎と言います。
4月から保育園に通い始めたお子さんも多いかと思います。
保育園等でたくさんのお友達と触れ合う事で、お互いにバイ菌をもらいあう可能性もあります。
保育園に通い始めた途端、お子さんが風邪を引いてしまったという経験をお持ちのお母さんも多いのではないでしょうか?
中耳炎を予防する為の方法はいくつかありますが、ご自宅で
出来る一番大切な事は、【鼻水をしっかり取ってあげる事】
です。また、鼻水が出始めたら、早めに受診する事をお勧め
します。軽度の中耳炎であれば、しっかり内服治療をする事で完治するケースもあります。
※早め早めの対応が中耳炎の治療においてもとても大切です※
新年度が始まりました。この4月で当院も開院29周年を
迎えました。
スタッフ一同、より一丸となり患者様が安心して治療が行えるよう努めてまいります。今後ともよろしくお願い致します。
H31年 3月ナースだより
こんにちは。だいぶ暖かい日も増えてきて、春らしくなってきました。新しい生活に向け準備している方もいらっしゃる
かと思います。
今月のナースだよりは、「ダニ舌下免疫療法」についてです。
これまでも何度かナースだよりでご紹介はしており、当院でもこの治療を開始して、今年で4年目を迎えます。20名を超える患者様が内服治療を行っており、ほとんどの方が効果を感じているようです。
そして、これまで12歳以上が適応となっていましたが、昨年
より年齢が引き下げとなり、当院でも10歳以上の方を対象に
治療を行っております。
そこで、今回は当院でダニ舌下免疫療法を希望される、
小児の患者様の治療開始までの流れについて、簡単にご説明
致します。
<ダニ舌下免疫療法希望の為受診>
↓
・医師の診察を受けます。
・ダニに対してアレルギーがあるかどうか調べる為、血液検査
を行います。
※当院では小児の血液検査は行っておりません。近隣の小児科へご紹介させて頂きます。
↓
・血液検査の結果が出たら当院へ電話連絡して頂き、次回受診
の予約をお取り頂きます。
↓
・予約日に血液検査の結果をご持参の上、医師の診察を受け
ます。
※血液検査の結果・本人の状態などで、医師が適応と判断した
場合・・・
⇒治療開始日を決定します。(この日で内服は行いません。
改めてのご予約となります)
※適応外と判断した場合
(ダニに対してのアレルギーがなかった場合など)・・・
⇒今後の治療方針について医師との相談になります。
以上は大まかな流れをまとめたものであり、治療開始までにはいくつかの準備が必要です。しかし、免疫療法は根治に近い
ものであり、かなりの効果が期待できます。通年性に症状が
あり、授業など日常生活にも支障を及ぼしているお子様は、
ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
H31年 2月ナースだより
こんにちは。今月のナースだよりは「鼻うがい」について
です。最近は、テレビのCMなどでも鼻うがいの紹介はされて
おり皆様の中にも実際に行っている方もいらっしゃるかと思います。
では、なぜ鼻うがいが良いとされているのでしょうか???
鼻の粘膜には繊毛(せんもう)と言って、鼻に入ってくる
ウイルスやバイ菌を洗い流してくれるところがあります。
しかし、鼻の炎症が長引くと繊毛の働きが弱まってしまい、
結果ウイルスやバイ菌が鼻の中にどんどん入ってきてしまい
ます。鼻うがいはその弱まった繊毛を元の状態に戻してくれる効果があると言われています。
また、毎日続ける事によって鼻炎などの症状を予防する事も
期待できます。
洗顔・歯磨きと同様、毎日の日課に鼻うがいをしてみてはどうでしょうか?
初めての方の場合、当院でお勧めしている方法をお伝えして
います。
ご希望の方は、問診票に「鼻うがい希望」とご記入頂くか、
直接スタッフまでお声かけください。
H31年 1月ナースだより
こんにちは。2019年最初のナースだよりは、『めまい』についてです。
以前のナースだよりで、【良性発作性頭位眩暈症】についても触れた事がありますが、めまいには大きく分けて「耳からくるめまい」と、「脳からくるめまい」があります。また、「天井がぐるぐるまわるめまい」「ゆらゆら船に乗っているようなめまい」「ふらふらするめまい」と言ったようにいくつか種類もあります。 見極め方は非常に難しいかもしれませんが、
めまいの他、手足がしびれる・動かしにくい・しゃべりにくい・嘔気が強くある等の症状がある場合は、まず脳神経外科の受診をおすすめします。そういった症状がない場合、耳鼻科的なめまいの可能性があります。
当院の場合、めまいの症状で受診された患者様はまず医師の診察を受けて頂いた後、詳しく検査を行います。
(聴力検査や症状によっては眼振検査も)
検査は基本的に予約の方が優先となる為、めまいで受診希望の方は受診される前にお電話いただき、診察の状況を確認してからの受診をお勧めします。
めまいが酷い方などは、ご家族の付き添いもお願い致します。
耳鼻科的なめまいの場合、耳症状を伴う事もあります。「聴こえにくい」 「つまり感がある」となど、「いつもと違うな・・・」と感じたら早めに受診しましょう。発症から治療までの期間が早ければ早い程、治る可能性も高くなります。
※※当院ではめまいの点滴処置は行っておりません。ご了承ください※※
新しい年が始まりました。今年一年も皆様にとって、
素晴らしい年となりますように・・・。
げんかナースもがんばります!!
今年もよろしくお願い致しますm(__)m
H30年 12月ナースだより
こんにちは。平成30年最後のナースだよりは、「鼻すすり」についてです。 診察の最後、先生から「鼻すすりしないでね」と言われた事があるお子さんもいるかと思います。
では、なぜ鼻すすりはしたらいけないのでしょうか???
以前のナースだよりでも何回か触れていますが、鼻と耳は
「耳管(じかん)」という管で繋がっています。鼻すすりを
する事によって鼓膜が陰圧の状態となり、凹んでいってしまうのです。凹んだ鼓膜が耳の壁に完全にくっついてしまうと元に戻すことはできません。この状態を「癒着性(ゆちゃくせい)中耳炎」と言います。聴こえが悪くなってしまう事もありますので、未然に防ぎたい中耳炎の一つです。また、鼻すすりを
する事で鼻のバイ菌が耳に伝わってしまい、そこから蓄膿症や中耳炎になる事もあります。
普段、お子さんが無意識に鼻すすりしていませんか??
日常生活の中で気を付けてあげる事によって、こういった病気が予防できる可能性が充分にあります。日頃から鼻はすするのではなく、しっかり鼻かみをするという習慣をつけましょう。
今年一年、ナースだよりをお読みいただき
ありがとうございます。
来年も皆様により良い情報がお届けできるよう頑張ります!!
よいお年をお迎えくださいm(__)m
H30年 11月ナースだより
こんにちは。今月のナースだよりは当院の看護師の役割についてです。 当院には現在2名の看護師が働いております。
その主な役割は、診察後処置・検査が必要となった際の補足説明を行っています。
また、症状によっては先生の診察後に看護師が改めてお話させて頂く事もございます。
通常の診察後におきましては、質問など不明な点は会計窓口で対応させて頂いておりますが、フロアにいる看護師に直接声掛けして頂いてもかまいません。ぜひ気軽にお声掛けください。(看護師の目印として、黒いズボンを履いています)
受診された患者様の不安が少しでも軽減出来ますよう、精いっぱい努めていきたいと
思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
※※ナースよろず相談も併せてご利用ください※※
季節もいつの間にか秋の装いになり、朝晩はだいぶ涼しくなってきました。
寒暖差が激しいと体調も崩しやすくなります。規則正しい生活を心がけ、風邪症状がある時は早めの受診をお勧めします。
H30年 10月ナースだより
10月に入りましたが沖縄はまだまだ暑い日が続いてますね。
しかし、もうすぐ秋風と共にこれからのシーズンは毎年、冬季に流行されるインフルエンザの感染も心配されます。
インフルエンザウイルスには強力な感染力があり、一旦流行すると多くの人に短期間で感染が広がります。特に発症日から3日間程が最も感染力が高いと考えられており、熱が下がっても2日間はインフルエンザの感染力は残っている可能性があると言われています。そのため、皆さん一人一人がしっかりと予防対策に努めていきたいですね。
予防に効果が期待出来るのは、流行シーズンを迎える前のお早目のワクチン接種をお勧めします。その他に出来る対策は、基本的なうがい・手洗いです。また、充分な食事・睡眠を心がけ、日頃から体調管理を整えていくことも大切です。
また、当院で行っているのがアロマオイルを使った対策です。普段は日替わりでオイルを選んでいますが、現在はインフルエンザ予防目的として、5種類のオイルをブレンドし、受付・待合室・中待合室・処置室の4か所に設置しています。興味のある方は是非ご家庭でも試してみてください。
インフルエンザに罹った後、中耳炎・副鼻腔炎・気管支炎になってしまう事もあります。二次感染を防ぐ為にもしっかり対策を行いましょう。
※尚、当院ではインフルエンザのワクチン接種は行っておりませんので、 ご了承下さい。
【使用しているアロマオイルと期待される効果】
🌸フランキンセンス…抗菌作用・呼吸器のケア
🌸ベルガモット…不安感やうつ気分を和らげる
🌸ラべンサラ…殺菌・抗ウイルス・免疫力強化
🌸ラベンダー…抗炎症・消毒殺菌・抗ウイルス・免疫力強化
🌸ティートゥリー…殺菌・抗菌・免疫力強化
H30年 9月ナースだより
今月のナースだよりは「漢方薬」についてです。
当院では、中耳炎で通院しているお子様も多くいます。子供(特に乳幼児)は、免疫が未熟なので菌に対する抵抗力が弱く、そこに体調不良が重なると尚更、中耳炎が悪化する可能性もあります。
そういった事から中耳炎が長引いている子や抗生剤が効きにくい菌(耐性菌)が出ている子などに対して、自己免疫でバイ菌と闘えることを目的に当院では免疫を高める漢方薬を処方しています。
漢方薬は、粉剤で苦いので単シロップと一緒に飲んでもらっています。効果が出るまで一定期間かかる為、頑張って続けましょう。
◇◆大切なこと◆◇
・漢方薬は苦みもあって「飲ませにくい」という声もあり、ご相談を受ける事があります。飲ませ方の工夫については薬局でもアドバイスを受けながら、内服を継続出来るようにしましょう。
・免疫力を上げることが重要なので、バランスの摂れた食事・適度な運動・充分な睡眠をとって体調を整えることも大事です。
H30年 8月ナースだより
暑い日が続いていますが、皆さん夏バテは大丈夫ですか?
熱中症にならないよう気をつけていきましょう。
8月のナースだよりは「外耳炎」についてお話します。
《外耳炎とは??》
外耳道(耳穴の入口付近で、唯一触れることのできる部分)が炎症を起こしている病気です。耳かき等で傷ができ、細菌などに感染すると起こります。
《炎症が起きると…》
・耳痛
・耳がかゆい
・耳だれ
・発熱 等
《治療法は??》
・軟膏(塗り薬)が処方されます。
・炎症の程度によっては抗生剤が処方される事もあります。
※症状が悪化しない為にも、耳の中を触らないようにしましょう。
最近、上記症状があり、気になっている方はお早めに耳鼻科でチェックを受けてみてはいかがでしょうか。
H30年 7月ナースだより
今月のナースだよりは「舌下免疫療法」についてです。
当院では平成28年6月から12歳以上を対象として治療開始しましたが、平成30年2月より小児も適応となったので、8月からは10歳以上に対象年齢を引き下げて治療開始します。
開始時期は夏休みに入ってからを予定しており、ただ今、準備を進めています。
随時、ホームページでもご案内していきますので、興味のある方はチェックして下さい。
また、現在当院ホームページでも「鼻炎とさよなら」昨年の「6月のナースだより」にも載せております。併せてご覧ください。
<舌下免疫療法とは??>
アレルギーの原因となるもの(ダニアレルゲン)を少量から一定期間投与していき、体に慣れさせて体質を徐々に変えていく根本的治療法です。
<治療方法は??>
ダニを原料とするエキスから作られた薬(舌下錠)を一定期間(最低3年以上) 内服します。
短期間で中断したり、用法容量をきちんと守らないと治療効果が期待できない為、 アレルギー症状の有無に関わらず、継続して服用する必要があります。
※服用開始前にダニによるアレルギー性鼻炎の確定診断が必要になります。
<対象者>
ダニによる通年性アレルギー性鼻炎症状(くしゃみ・鼻水・鼻づまり)がある10歳以上の方
*以下の方は対象になりません。
・10歳未満
・体重30.0s未満
・ステロイド内服中(点眼・点鼻・吸入・軟膏は可)
・循環器系薬剤を内服中
・癌治療中
・3ヶ月以内に喘息発作を起こした事がある
※気管支喘息の方は発作が無くても、一度かかりつけ医師に相談が必要です。
・薬剤によるショックを起こした事がある(アナフィラキシー)
・家族または親しい方の付き添い不可?
・舌下投与が不可
H30年 6月ナースだより
最近、受診された患者さんの中に、RSウイルスと診断されたというお子さんが見受けられます。皆さんのお子様が通われている保育園等はどうですか?
RSウイルスに感染すると、鼻水・咳・発熱など風邪に似た症状が出るので発見が遅れるケースも多いようですが、発症すると2歳未満の場合、約7割が「中耳炎」を併発するという報告もされています。
RSウイルス感染症と診断されたら、同時に中耳炎を発症しているかどうかも疑う必要があります。
RSウイルスが原因の中耳炎の場合、中耳炎が長引いたり再発する可能性が高いとも言われています。耳の炎症が強いと耳だれも多くなり、皮膚への影響(かぶれ・とびひなど)も懸念されます。
中耳炎の症状には「耳触りが見られる」「機嫌が悪く夜泣きする」等があります。
このような症状がみられたら、お早めに耳鼻科を受診されることをお勧めします。
※尚、当院では、RSウイルスの検査は行っておりませんので、ご了承下さい。
H30年、5月ナースだより
5月のナースだよりは、看護師の診療での関わりについて紹介します。
当院は医師の診察終了後、疾患や消毒・処置の必要な患者様には看護師から説明補足として対応させて頂いています。
通院されている患者様には、継続通院が必要な疾患のことや消毒の方法が変更になっている場合や初めての処置の際には看護師が直接説明するようにしております。その他、次回の受診日や他院薬との組み合わせなどに関しては、会計時に必要事項を記載して「指示箋」を渡しています。
診察後に質問等ございましたら、会計時に気軽にお声掛け下さい。会計で対応できないことに関しては、看護師に声かけしてもらい補足説明に対応しています。質問の内容によっては医師からの説明になる事もあります。
また、日頃、通院されている患者様やその家族で「先生に聞く程ではないけれど気になる事がある」や「よろず相談で話すまではいかないが聞きたい事がある」など、<ちょっとした疑問>があれば、受付カウンター問診表入れの横に質問用紙を用意しています。問診票記入の際に併せて記入し、問診票と一緒に提出してください。看護師が内容を確認し、診察終了後に対応させて頂きます。
★診療中の為、対応できる時間は10分程度とさせていただきます。
(詳しい病状説明等をご希望の方はよろず相談をご案内させていただきます。)
★看護師の欠員が出た場合、その日は対応が出来兼ねます。ご了承ください。
※{よろず相談}の詳細に関しては、当院ホームページも併せてご覧ください。
H30年、4月ナースだより
先日、私達看護師がFM21のラジオ番組「ゆんたく健康トーク」に
出演させて頂きました。
下記の内容についてお話してきたので是非お聴きください。
FM21のラジオ番組「ゆんたく健康トーク」
4/16(月)PM8:00〜放送予定
テーマ 「適切な補聴器装用について」
@補聴器が必要な人、必要でない人(聴力レベルについて)
A補聴器を検討したら、どうしたら良いか?
B難聴と認知症・うつ病との関連性について
※補聴器の詳しい事につきましては、当院ホームページの「補聴器のすすめ」もご覧ください。
H30年、3月ナースだより
3月3日は世界共通の「耳の日」です。それに因んで今月のナースだよりは、聴力検査について御紹介します。これまでに耳鼻科を受診し聴力検査を受けたことがある方も多いでしょう。皆さんは、この聴力検査で何を診ているのかご存じでしょうか??
まず始めに、人はどのようにして音を感じているのか「聞こえのしくみ」についてお話します。
<音の聞こえるしくみ>
耳から入った音の振動
↓
中耳にある鼓膜へ
↓
鼓膜が振動し、耳小骨という小さな骨によって増幅される
↓
耳小骨の奥にある蝸牛(かぎゅう)に音の振動が伝わる
↓
音を電気刺激に変換し聴神経に伝える
↓
この刺激が脳に届くことで音が聞こえる
※当院では診察を受けた後、医師の判断で検査のご案内をしています。
<聴力検査の種類>
@ティンパノメトリー(鼓膜検査)⇒ 対象者:0歳〜
この検査は鼓膜の状態を判断するための検査です。
鼓膜に少し圧をかけ、押したり引いたりして鼓膜の動きを調べます。 鼓膜に穴が開いているか、中耳炎があるかなど、耳管(耳と鼻の奥と繋いでいる管)の動きを調べることができます。
A純音聴力検査 ⇒ 対象者:当院では4歳以上から実施
<気導と骨導について>
気導:鼓膜を通して聴こえる音
骨導:耳の後ろの骨を振動させて直接神経に聴こえさせる音
聞こえが悪いとどこにトラブルが起こっているかを知ることが重要になります。そのため、気導・骨導も両方検査していく必要があります。
<難聴の種類>
難聴は大きく3つに分けられます。
@伝音性難聴
外耳〜中耳にかけての「音を伝えるところ」の障害
疾患)中耳炎、耳管狭窄症、耳垢栓塞、外耳道閉鎖症など
A感音性難聴
内耳〜感音器官の神経「音を感じるところ」の障害
疾患)突発性難聴、騒音性難聴、老人性難聴、メニエール病、内耳炎、 薬物性難聴、音響外傷、聴神経腫瘍など
B混合性難聴
「音を伝えるところ」「音を感じるところ」の両方の障害
原因)先天性、感染、頭部外傷、慢性中耳炎、内耳疾患を伴っているなど
<難聴について>
音の高低をHz(ヘルツ)で表し、1000Hzを中心に右側にいけば高い音、左側にいけば低い音となります。音の大小をdB(デシベル)で表し、数字が大きいほど大きな音でデータ上では下にいくほど聞こえが悪いということになります。
<難聴の程度> 聴力レベルによる聞こえのめやす
正常
(0〜25dB)
|
・小さな声やささやき声でも聞き取れる
|
軽度難聴
(25〜40dB)
|
・小さな声やささやき声が聞き取れない
・普通の会話なら困らない
|
中等度難聴
(40〜70dB)
|
・1対1の会話なら困らない
・会話で聞き取りにくいところがある
・話し相手の顔が見れないとよく聞き取れない
|
高度難聴
(70〜90dB)
|
・耳元で話せば何とか聞き取れる
・30p以内なら大きな声で話せば聞き取れる
|
重度難聴
(90dB以上)
|
・耳元で大きな声で話せば何とか聞き取れる
・比較的近いところの大きな声がやっと聞こえる
|
*純音聴力検査は聴力レベルを知るだけでなく、原因となっている部位もある程度分かります。また難聴の程度によっては、医師の判断で語音聴力検査を行い、補聴器の適応時期なのかを調べます。
もし何か気になる症状がありましたら、お早めに受診することを
お勧めします。
H30年、2月ナースだより
今月のナースだよりは、受診の際に良く聞かれる質問について
Q&A方式でまとめてみました。
Q1.「こんなに長引くのはどうしてでしょうか?」
A.
<中耳炎で通院の場合>
●年齢的に未熟だと抵抗力も弱いので容易に感染しやすい(免疫力低下)
●兄弟がいて学校から家庭にバイ菌を持ち帰っている
●抗生剤が効きにくい菌(耐性菌)がある
●喘息やアトピー等のアレルギー体質 など
<副鼻腔炎で通院の場合>
●鼻かみが上手にできず鼻腔内に鼻水を溜めている為、細菌やウイルスを増殖させている
●薬を切らしている期間があった為に症状が改善していない
●スイミングに通っており、プールの塩素が鼻の粘膜を刺激して鼻症状を悪化させている可能性がある
●アレルギー体質 など
Q2.チューブ抜去後、鼓膜穿孔あり「鼓膜は閉じますか?」
A.
鼓膜は通常1週間程で閉じます。しかし、鼓膜の状態や化膿の程度によっては開いたままの事もありますので、定期的に通院で経過をみていきます。
<中耳炎好発年齢0〜3歳頃の場合>
耳の構造が未熟なことや抵抗力が弱いので中耳炎を繰り返しやすい時期です。鼓膜穿孔のイメージとしては鼓膜にチューブが入っているのと同じ状態であり、むしろ開いていた方が吸引・消毒が出来るので良い場合もあります。
<その他>
鼓膜が閉じるまでは、このまましばらく通院を継続し定期的に経過をみていきます。場合によっては当院で閉じる処置を行います。
10歳前後までに閉じなければ、総合病院(大学病院)へ紹介し手術することもあります。
Q3.「今度いつ受診ですか?」「消毒はありますか?」
A.
当院では会計時に毎回お配りしている紙があります。自宅でも確認できるように、次回の通院の目安・検査や処置があれば予約の日程、また消毒の有無を記入してお渡ししていますので参考になさって下さい。
Q4.「プールはダメと言われましたがどうしてですか?」
A.
副鼻腔炎の場合、プールの塩素が鼻粘膜を刺激することもある為、完治するまでは休むことが必要です。また、鼻症状が中耳炎の発症や悪化に繋がることもあり、中耳炎の治療中も治るまではプールを禁止しています。
Q5.「鼻汁は何の為に採るのですか?」また、「結果は1週間後に出るのに症状あれば来てとはどういう事ですか?」
A.
内服しても症状の改善がみられない場合など、今後の治療に役立てる為検査しています。
Q6.毎回聴力検査を行うのはなぜですか?
A.
<チューブが入っている場合>
定期検査をする事で聴力が安定しているか確認する為です。
<慢性中耳炎の場合>
聴力の程度を確認し経過をみていきます。場合によっては鼓膜を閉じる処置を行います。しかし、これらに該当しないと判断された場合は、その後も定期的に経過をみながら医師と今後の治療について相談していきます。
Q7.中耳炎で治療中、消毒のため頻繁な通院はなぜ必要なのでしょうか?
A.
<鼓膜切開後・鼓膜穿孔がある場合>
切開後、鼓膜は1週間程で閉じます。それまでに出来るだけ耳だれを吸引し、その後ご自宅で消毒する事でより消毒の効果が発揮しやすいのです。
<チューブが入っている場合>
鼓膜が閉じる心配はありませんが、やはり出来るだけキレイな状態で耳の消毒することで効果を発揮します
Q8.搭乗予定がありますが、耳は大丈夫ですか?
A.
耳(耳管:鼻の奥と繋いでいる管)は鼓膜内外の圧を調整する器官であり、つばを飲み込んだりあくびをすると、耳管が開き圧が均一になるため、耳の詰まり感が解消されます。しかし、鼻・喉の調子が悪いと耳管の働きも弱まり、圧の調整がうまく行えなくなります。その結果、飛行機の上昇・下降などの急激な気圧変動によって耳が痛くなることがあります。
事前に鼻や耳の調子を整える事で、こういった症状を防ぐ事ができる場合もあります。
※症状によっては治療が必要となることもある為、1週間前までには受診しましょう。
その他、病状についてなど不安やご不明な点がありましたら御遠慮なくスタッフへお声掛け下さい。
<ちょっとした疑問>を持たれている方は、1月のナースだよりでもご案内した受付カウンターにある質問用紙もご活用下さい。
★診療中の為、対応できる時間は10分程度とさせていただきます。
(詳しい病状説明等をご希望の方は「よろず相談」をご案内させていただきます)
★よろず相談については、ホームページの左記「よろず相談」にも載せてますので併せてご覧ください。
H30年、1月のナースだより
明けましておめでとうございます。今年も皆様の疑問や不安を解決できるようサポートさせて頂きたいと思います。
早速ですが、日頃通院されている患者様やそのご家族で「先生に聞く程ではないけど気になる事がある」や、「よろず相談で話すまではいかないが聞きたい事がある」 など、<ちょっとした疑問>を持たれている方はいませんか?
そういった疑問や聞きたい事に対し看護師がお答えします。
受付カウンター問診表入れの横に質問用紙を用意しています。問診表記入の際、併せて記入し、問診表と一緒に提出してください。看護師が内容を確認し、診察終了後に対応させて頂きます。
皆さん、お気軽に活用して頂けたら嬉しいです。
※お願い※
★診療中の為、対応できる時間は10分程度とさせていただきます。
(詳しい病状説明等をご希望の方はよろず相談をご案内させていただきます)
★質問の内容によっては医師からの説明となる事もあります。
★看護師の欠員が出た場合、その日は対応が出来兼ねます。ご了承ください。
12月のナースだより
12月に入り、肌寒く感じる日も多くなりましたね。いよいよ本格的な冬到来の季節となってきました。冬は空気が乾燥しているのでウイルスにとって過ごしやすく、風邪を引き起こしやすい季節でもあります。 風邪の症状と言えば、鼻水・鼻づまり・喉の痛み・咳などがありますが、12月のナースだよりは「鼻水について」お話したいと思います。
鼻水は鼻に侵入した風邪ウイルスや細菌、それと闘った白血球などが混ざったもので、鼻に炎症が起こると出てきます。また、自助作用として細菌やホコリなどを洗い流す働きもあります。
また鼻水は表にほとんど出てこなくても、痰がらみの咳が見られることはないですか?これは「後鼻漏」と言って鼻から喉に流れる鼻水の影響でしょう。
特に乳幼児の鼻腔は大人よりも狭いので、上咽頭(鼻の奥と喉を繋いでいる部分)に鼻水が溜まりやすく、結果呼吸がしづらくなります。口が少し開いている状態が続く場合、鼻詰まりの影響で口呼吸になっている可能性が考えられます。
鼻水を鼻の中に溜めたままでいると細菌やウイルスは増殖を続け、中耳炎・蓄膿症などを引き起こしたり、これらの病気を悪化・長引かせることに繋がります。
【大切なこと】
*鼻かみをしっかり行いましょう。
片鼻を押さえて優しく鼻かみを行うことを意識させましょう。
鼻かみの出来ない乳幼児には吸引器などで吸い出してあげる事 が大切です。
*鼻すすりはしてはいけません。
鼻すすりすることで、バイ菌を鼻の奥や耳へ送り込み、耳管(鼻と 耳をつなぐ管)の働きを悪くします。さらに症状が悪化すると、鼓膜 が内側に凹んで中耳の壁にくっついてしまいます。鼓膜が張り付 いてしまうと、外から音が入ってきても鼓膜を振動することが出来 ないので難聴に繋がります。
*鼻水・鼻詰まりが2〜3日持続したら早めに受診しましょう。
その他、発熱・子供の機嫌が悪いなどあれば受診のタイミング
です。鼻水が原因で中耳炎を起こす可能性があります。特に2歳 未満の乳児は自己免疫力が弱いので風邪の移し合いしやすく、
また耳の構造上も未熟のために中耳にもバイ菌が入りやすい
特徴から中耳炎にかかりやすい傾向があります。
*鼻・喉症状があり搭乗予定のある方は、1週間前までに受診しましょう。
これまで飛行機に乗ると耳が痛くなった経験はないですか?
鼻・喉の調子が悪いと耳管の働きも弱まり、圧の調整がうまく行え なくなります。その結果、飛行機の上昇・下降などの急激な気圧
変動によって耳が痛くなることがあります。事前に鼻や耳の調子を 整える事で、こういった症状を防ぐ事ができる場合もあります。
11月のナースだより
最近、家族に「聴き返しが増えた」「耳が遠くなり、会話が成立しなくなっている」 などコミュニケーションで不自由している方はいらっしゃいませんか??
本人に難聴の自覚が無い場合だと、意思疎通が図れないことに
よる家族のストレス源に繋がる事もあります。会話する機会の多い身近な方だからこそ、本人に「最近、耳が遠くなっているよ」と伝えてあげる事も大切です。
人は、耳から様々な情報を得ています。もしかすると、耳垢が詰まっていただけの場合や、聴こえの悪くなる病気が見つかるかもしれません。
難聴を放っておくと、脳自体の活動低下により認知症やうつ病の発症のおそれがあると言われています。早い段階(平均聴力40dB以上が目安)から補聴器を使用することで、脳が活性化されるのでうつ病・認知症の予防効果も期待できます。
しかし、すぐに補聴器を購入してはいけません。本当に補聴器が必要な場合も、医師の適切な診察を受ける事が大切です。
人それぞれ、聴こえの程度は異なる為、正しい機種の選択や調整を行わないと購入しても上手く聴こえません。当院では、通常行っている純音聴力検査と合わせて、医師の判断で語音聴力検査を行っています。この検査は普段の日常生活でどの程度、会話が聴き
取れているのか把握するためです。補聴器の適応時期なのかを
調べます。
まずは耳鼻科を受診し相談してみてはいかがでしょうか??
● 補聴器に関しては、当院ホームページの「補聴器のすすめ」も
併せてご覧下さい。
10月のナースだより
10月に入り、少しずつ朝・晩は秋風になってきたように感じます。
これからのシーズンは毎年、冬季に流行されるインフルエンザの
感染も心配されます。
インフルエンザウイルスには強力な感染力があり、一旦流行すると多くの人に短期間で感染が広がります。特に発症日から3日間程が最も感染力が高いと考えられており、熱が下がっても2日間はインフルエンザの感染力は残っている可能性があると言われています。そのため、皆さん一人一人がしっかりと予防対策に努めていきたいですね。
予防に効果が期待出来るのは、流行シーズンを迎える前のワクチン接種ですが、今年はワクチン不足する事が予測されているようなので、お早めの予防接種をお勧めします。その他に出来る対策は、基本的なうがい・手洗いです。また、充分な食事・睡眠を心がけ、
日頃から体調管理を整えていくことも大切です。
また、当院で行っているのがアロマオイルを使った対策です。
普段は日替わりでオイルを選んでいますが、10月からはインフルエンザ予防目的として、5種類のオイルをブレンドし、受付・待合室・
中待合室・処置室の4か所に設置しています。興味のある方はぜひご家庭でも試してみてください。
インフルエンザに罹った後、中耳炎・副鼻腔炎・気管支炎になってしまう事もあります。二次感染を防ぐ為にもしっかり対策を行いま
しょう。
※尚、当院ではインフルエンザのワクチン接種は行っておりませんので、ご了承下さい。
【使用しているアロマオイルと期待される効果】
🌸フランキンセンス…抗菌作用・呼吸器のケア
🌸ベルガモット…不安感やうつ気分を和らげる
🌸ラバンサラ…殺菌・抗ウイルス・免疫力強化
🌸ラベンダー…抗炎症・消毒殺菌・抗ウイルス・免疫力強化
🌸ティートゥリー…殺菌・抗菌・免疫力強化
9月のナースだより
9月のナースだよりは「良性発作性頭位めまい症(BPPV)」に
ついてご紹介します。
「良性発作性頭位めまい症(BPPV)」は、耳から起こるめまいの中で最も多い病気です。内耳には聴こえ以外に体のバランスを保つ
働きがあります。
BPPVは、内耳の異常によりめまいが起こると言われてます。
<症状の特徴>
・頭を動かした時(寝返り・起床時)など、めまいを起こす頭の位置 が決まっていることが多い。
・突然、強い回転性のめまいが起こる。
・めまいの程度によっては吐き気がある
・持続時間は数秒〜1分以内で消失する など
<当院受診の流れ>
※診療中、症状が悪化するおそれがある為、受診の際は出来る
だけ御家族の付き添いをお願いします。
問診・・・「どんなめまいか」、「どんな時に起こるのか」、
「どんな向き で起こるのか」、「どのくらいの時間続いた
のか」、「今までに何度も起きたのか」など、 めまいの
起こり方について詳しくお話を伺います。
↓
診察
↓
(医師の指示時)
聴力検査
眼振検査・・・平衡機能に障害があると眼球が揺れます(眼振)。
頭位変換時に眼振が現れるかどうかを調べます。
↓
診断
<BPPVと診断されたら…>
@基本的にはめまいは短時間で消失するため、治療を必要と
しない事が多いです。
Aめまい症状が強い時は代謝や血流をよくする薬が処方される 事もあります。
Bめまいが繰り返す場合には、理学療法が行われます。
(医師の指示があった方のみ、完全予約制)
<めまい発作を防ぐために>
@ストレスと上手に付き合う
⇒ストレスの原因を減らし、適度な運動や趣味の時間を持つなど
して、上手に気分転換をはかりましょう。
A睡眠と休養を充分に取る
⇒睡眠不足が続いたり、過労がたまってくると、めまいが起こり
やすくなります。
B飲酒や喫煙は控えめに
⇒お酒を飲みすぎると生活リズムが乱れ、めまいを生じる事が
あります。
また、喫煙の習慣は脳や内耳の血液循環を悪くし、めまいを
起こしやすい状況をつくります。
●良性発作性頭位めまい症(BPPV)については、左の「耳鼻科の病気」にも載せております。併せてご覧ください。
8月のナースだより
日常的にくしゃみ・鼻水・鼻づまりでお困りありませんか?
8月のナースだよりは、生理食塩水による鼻の洗浄について御紹介します。
鼻の粘膜には、自分でバイ菌を洗い流す働きをしている繊毛(せんもう)があります。鼻炎や副鼻腔炎(ちくのう)など炎症が長引いたり繰り返したりする事で、繊毛の働きが弱まってしまいます。そこで、当院では鼻粘膜の修復を図るためにセルフケアの一環として鼻洗浄を取り入れています。
洗浄の際には、身体の細胞により近い濃度で作られた生理食塩水を用いているので、鼻の粘膜にも優しく安心して使用できます。
※既に鼻洗浄を行っている方の場合、水道水や自家製の食塩水
だと逆に粘膜を傷つけてしまう恐れがある為、生理食塩水の使用を
お勧めします。
興味のある方は気軽にスタッフまでお声掛けください。
7月のナースだより
沖縄は梅雨も明け、真夏日が続いてますね。7月は夏休みに
向け、飛行機を利用しての旅行を計画している方もいらっしゃることでしょう。
これまで飛行機の離着時に耳が詰まった経験はありませんか??
耳(耳管:鼻の奥と繋いでいる管)は鼓膜内外の圧を調整する器官であり、つばを飲み込んだりあくびをすると、耳管が開き圧が均一になるため、耳の詰まり感が解消されます。しかし、鼻・喉の調子が
悪いと耳管の働きも弱まり、圧の調整がうまく行えなくなります。
その結果、飛行機の上昇・下降などの急激な気圧変動によって
耳が痛くなることがあります。
また、ダイビングをされている方の場合、浸水中に耳が痛くなった
経験はありませんか?これも気圧の変化によるものです。
事前に鼻や耳の調子を整える事で、こういった症状を防ぐ事ができる場合もあります。
ダイビングや搭乗予定のある方は、一度受診することをお勧めします。
※症状によっては治療が必要となることもある為、1週間前までには受診しましょう。
当院でもアレルギー性鼻炎に対し、内服・点鼻スプレー・生理食塩水による鼻洗浄を始め、電気凝固術や昨年より開始したダニ舌下免疫療法といった治療を行っています。その中から今回、電気凝固術についてご紹介したいと思います。
ラジオ波という高周波で鼻炎の粘膜を焼灼し、粘膜を収縮させます。収縮させる事で、鼻づまり・鼻水・くしゃみなどの鼻炎症状が起こりにくくなります。個人差はありますが、約6カ月〜1年間ほどその効果が持続すると言われています。
基本的には「なんでも相談」で、通院が長引いて不安・治療に疑問がある・説明が不十分など、病気や治療に関する様々な不安や悩みなどに対して、相談の場を設けて個別的に支援していきたいと考えています。